この建物は名門カントリークラブの開場50周年記念行事の一環として,既存練習場併設のメンバーレッスン室及び休憩室の立て替えを行う事を旨として計画された。
平屋のコンパクトな建物に要求される要素はシンプルだが、既設クラブハウスとの調和と共にその使い勝手の向上を併せ持つ施設が要求された。また、先に施工された隣接する屋根付練習場との動線計画も重用視されていたため計画施設内に中通路を設け、その通路を通じて建物全体の雰囲気作りを意匠上の主なテーマとした。
施設の主構造は工期短縮の為に木造枠組壁工法とし、プレカットにてパネルを工場製作することとしている。地産地消に配慮し外壁および内装にも信州産木材(主に唐松)を使用することでCO2の削減に積極的に取り組んでいる。そして地形に合わせた低い屋根形状と経年変化が醸し出す外壁材は施設内の景観に配慮している。