カテゴリー: 100㎡~150㎡

我が家自慢

スキップフロアで海への眺望を実現

ご夫婦共にエーワンに対して絶大なる信頼があったからできたプロジェクトで、エーワンスタッフ一同大変感謝しています。ご夫婦の信頼に応えられるよう、最後まであきらめずに仕事を続けたプロジェクトでもあります。
 申請でのトラブルでは、行政機関までご主人に出向いていただいたり、天候不順による工期の遅延への対応など、“M邸事件”を全部ここで取り上げることは難しいことです。完成後は竣工後の食事会に呼ばれたりして、その後のメンテナンスも恙なく?お付き合いさせていただいています。ご主人の「それ、マジっすかあ!」という言葉が今も耳に残っています。

メインピクチャ

リクエスト

斜面地の特徴を生かしながら将来新しい世帯の家を増築できるような配置計画とすることを希望された。子ども部屋は将来大きな間取の主寝室に変更できるようなプランとし、この敷地の特徴でもある海への眺望を第一とすること、また、予算の都合上、お客様によるDIYでできる部分を希望された。

設計者の解決策とコンセプト

斜面地の上側(北東側)に道路があることから駐車スペースを確保し北寄りに建物を計画、建物南側の低い部分に増築できるスペースを確保した。敷地西側には小川が流れ大雨による崩壊を防ぐ為の重力式の擁壁が敷地内に深く入り込んでいた為、予定よりも若干東よりに建物を計画することとなった。また、川沿いの地盤の緩い斜面地であることから鋼管による地盤改良が必要となり予算を当初から圧迫してしまうこととなった。予算を抑え、かつ敷地の特徴を最大に利用するため各階に一部段差の生じるスキップ形式で計画した。玄関レベルを中心に半階下に緑を身近に感じられることのできるプライベートな居室、半階上に海を一望できるリビングを計画した。リビングから更に半階あがった玄関上部にはリビングに開けた書斎を設け常に連続的な空間になるだけでなく、さまざまな角度から敷地周囲の自然豊かな眺望を楽しめるよう窓の位置にも配慮した。
将来への増築には基準法上の要求にも対応できるよう構造計算をおこなっている。海への眺望には前面にひろがる開放的なデッキと深く低い軒が海の水平線を強調するだけでなく海沿いの強い日差しと風雨を防ぐ役割をしている。

我が家のお気に入り!!

こんなハプニングが

家づくりを始めるにあたり、私たちが訪れたのは住宅展示場でしたが、「大手のハウスメーカー」の営業さんには私たちの言う「希望」や「コンセプト」が伝わりません。これがもう、面白いようにどこのメーカーでも同じで(笑)もはや会話にならないほどでした。
そこで、次に私たちは「建築家」と呼ばれる方々にお会いしてみることにしました。さすがに有名な建築家の方々は、すんなりと我々の話を受けてくれるのですが、次に立ちはだかったのは「予算の壁」です。
エーワンさんは真摯にこちらの「夢の話」を聞いてくれました。そのうえで予算の割り振りの提案など現実的かつ前向きな提案をして頂きました。
美しいカタチの中に機能性と必然性を備えてこその「デザイン」です。デザイン【design】=「ある対象について、良い構成を工夫すること。意匠。」最終的に候補に残ったのは、エーワンさんを含め、ことごとく地元の建築家の方々でした。つまり、この湘南の土地・気候風土、そして背景にある自然とそこに暮らす人々のライフスタイルを「理解しているか否か?」の差ではないか?と感じます。もしこの湘南に新築をとお考えの方は、ぜひ湘南地域にお住まいの建築家さんとお話をされることをお勧めします。住んでいる人間でなければ分からない事が、ここ湘南では予想以上に多いでしょうから。

実際に住んでみて気がついたこと

これから家を建てる方々にお伝えしたいのは、まず「どんな住み方をしたいのか」というコンセプトを自分の中でしっかり具体化される事が、一番大切だと思います。本当に「ライフスタイルにあった家」に住む満足感というのは、実際に住んでみないと分かりません。じゃあデメリットは?というと、もちろん設計料がかかります。さらに、もうひとつ。「ハウスメーカーで建てる4ヶ月の家」と比べて「建築家と建てる完全自由設計・1年半の家」は施主もかなり大変です。これは間違いありません。

我が家のように住宅地でも無い「ここに住みたい!」という土地を探してきて完全自由設計で、というプロジェクトの場合、想定外のハプニングはもはや必定と言っても過言ではないでしょう(笑)

基礎や躯体、断熱、通気から構造計算にいたるまで「住宅の基本的な部分」についてはあまりコストカットしませんでした。その効果は、しっかりと「住み心地」と「光熱費」に出ています。新築以前に住んでいた逗子のアパート時代と比べると、なんと!一戸建てに越してからの方が光熱費が少なくなっています。年間で6~7万は違います。
新居は海から10分程度ありそこまで近い方ではありませんが、夜、デッキにでれば波の音が聞こえ、月が遥か大島を照らすのがくっきり見えます。

仕事から帰ってきて、月に照らされた海を見ながらデッキで飲むビールはまさに「最高」です。寝っ転がって星を見上げれば、そのまま天体観測の始まりです。

朝、玄関のドアを開けたら目の前に立派なキジがいたり(本当)庭にもカモやらオナガやらキセキレイやらキツツキやら色んな鳥が来ます。夜にはフクロウの声も聞こえます。

(お隣さんからの情報では、キジは昔からうちの庭にいたらしいです)週末は朝から一家で「海」やら「山」やらにでかけ、遊び尽くした挙句、昼過ぎには帰って来て、家で昼寝するという贅沢が味わえます。地元で育って30年以上が経ちますが、やっぱりココは最高です。特に息子が生まれてからは、他に移る気は全くしませんね。